2023-11-14

オランダ・アムステルフェーン子連れ駐在家族生活〜暮らしの豆知識

オランダの祝日
祝日は4、5月のキリスト教関連のもの、王の日、12月のクリスマスのみと、日本と比べると少ないです。ただ、学校(現地校も日本人学校も)は春休み、夏休み、秋休み、冬休みがあります。

営業時間
スーパーを除いて、基本、日曜日が休みです。月曜日も休みの店や午前中を休む店も多いです。その他、上記、祝日も休みになることが多いので、出かける前に確認を。

天気
強風で警報が出て、ひどい日は学校も休みになります。黄色→オレンジ→赤と危険度が増します。強風の日は特に自転車で出かけると危ないので、自転車を使う方は事前に確認を。

駐在員向けの保険を活用
駐在員でオランダの保険に入らず、Allianzなどの民間保険に加入している場合は、保険の保障内容によっては、オランダ国内だけでなく、日本など旅行先での医療費や市販薬、検診などに対しても、領収書やinvoiceがあれば、保障してもらえる可能性があります。メガネやコンタクトレンズ、鍼灸治療、整体治療などが保障対象になるプランもあります。保険に加入次第、すぐに保障内容を確認しましょう。一方、歯科治療については「駐在員は無料」などと書かれているブログなどもありますが、保障内容で金額などは異なりますので、事前に必ず確認してから治療を進めてください。我が家の保障内容は一部は自己負担となるもので、全て無料では治療できませんでした。

日本とは異なる割引システム
日本では、一つ⚫︎割引、⚫︎%OFFというのが多いのですが、オランダではこの売り方は少ないです。よく目にするのは、「二つ買うと三つ目無料(2+1 GRATIS)GRATIS=無料」「二つ買うと二つ目半額(2e Halve prijs)」という売り方です。物価が高く、一つが安くなりにくいので、なかなか新しいものを買うのは勇気がいるのですが、一度気に入ったものがあれば、まとめ買いには便利です。

せっけん類は泡系はなく、ポンプ型も少ない!
オランダで売られているボディソープやハンドソープの容器は、ほとんどのものがポンプ型ではなく、ボトルを逆さまにして出すタイプです。詰め替え用の製品はほぼなく、毎回容器入りを買う形です。ポンプ式が使いやすいので、我が家は日本から持参した容器に詰め替えています。また、日本でお馴染みの泡で出るタイプはありません。泡タイプで使いたければ、日本の泡系が出る容器を使うと、ほとんどの場合、泡で出せます。粘り気の強い液体も、少し水を足して振れば、泡になります。子どものボディソープやハンドソープは泡が使い勝手が良いので、現地の製品(中身)と日本の容器の組み合わせています。

ティッシュペーパーが高め
一箱1€以上!キッチンペーパーで代用しています。

日本にあるドリップコーヒーの簡易パックは売っていない
日本のようなコップの上に置いてドリップできるドリップコーヒーの簡易パックは売っていません。オランダに限らず、ヨーロッパではこのドリップコーヒーの簡易パックは見かけず、ネスプレッソが主流です。そのため、ネスプレッソのカプセルも公式のものでなく、スーパーのプライベートブランドなどが豊富にあり、日本に比べて手ごろに手に入ります。もちろん、豆やインスタントも売っています。

おむつはテープタイプが主流
おむつは種類は少なめで、Pampersとスーパーと薬局でそれぞれプライベートブランドがあります。テープタイプluiersが主流で、パンツタイプluierbroekjesもありますが、いずれも日本より高いです。パンパースは薬局などで割引で買っても1枚30セント(約50円)近くします。日本では1枚25円ほどなので、なかなか割高です。Pampersが良ければ、amazonなどで安くなっている時に購入(1枚25セント前後)してください。調査の結果、プライベートブランドの商品は、オランダでは1枚20セント前後で購入できればお安めです。おしりふきbillendoekjesの品揃え、価格感もオムツと同様、日本の2倍ほどです。睡眠時用のオムツ、プール用のオムツ、おむつ袋Luierzakjesも売っています。残念ながら日本の製品のように匂いを閉じ込めるのは難しいですが、香りはついています...。

犬のフンは持ち帰らない
路上や駐車場、特に芝生では犬のフンがボコボコ落ちており、靴やベビーカーが何度も被害に遭っています。オランダは外に水道がなく、玄関の三和土もないので、家の前などで掃除するしかないのですが、バケツやペットボトルに水を入れて、運んで...となかなか重労働です。くれぐれも散歩時はご注意を。

子連れ海外旅行(ヨーロッパ中心)におすすめの持ち物、注意事項

オランダ駐在後、子連れでヨーロッパ各国を旅した経験から、旅行時に持っていくとおすすめなものや注意事項をまとめました。

  • 水筒・スパウトなど
  • おやつ
  • 到着日の食事(国、地域によって、曜日や祝日ですぐに買うのが難しい場合があります。到着直後の慣れない環境で、空いている店を探し回るのは、安全面からもあまりおすすめしません。特に子どもの月齢が低い場合、旅先で何でも食べさせられるわけではないと思うので、いつも食べているパンやクラッカーなど、昼、夜分は持って行くと安心です。飛行機が遅れた場合にも活用できます。)
  • 常温保存できるパックのジュース
  • 食事用エプロン
  • フォーク、スプーン
  • お皿がわりに使える保存容器
  • ティッシュ
  • ノンアルコール除菌シート
  • テープタイプのおむつ
  • 小さめのゴミ袋
  • 虫除けスプレー(暑い時期や暑い場所に行く場合、ハチや蚊よけにあると便利です)
  • おもちゃ、絵本、オフラインで楽しめる動画や音楽

おむつ替え
想像以上に大変です。有料のトイレでも汚いことが多く、おむつ交換台は日本より高い位置にありながら、ベルトが壊れていることが多々ありました。歩ける子どもの場合、ヨーロッパはテープタイプのオムツが主流なので、旅行時はテープタイムのオムツを持参して、トイレの空きスペースでさっと変える方が清潔で安全かもしれません。

食事
食事はとにかく、注文をとってもらうのも、そこから食事が出てくるのも、日本ではクレームになるほどゆっくりです。大人だけであれば、ゆっくりおしゃべりを楽しめますが、子どもはお腹が空いてしまうと、もう、どうにもなりません。美味しい食事が出てくる前に、なだめることで疲れ果てて、食事が楽しめなかったことも何度もあります。

我が家は試行錯誤の末、旅行時は、昼はできるだけ外食を楽しみ、夜は現地のスーパーやデリ、パン屋さんなどでテイクアウトをして、部屋でゆっくり食事することで落ち着いています。ホテルもキッチン付きを選べば、朝食も準備できて、家事からは解放されませんが、子どもの食事を心配せずに旅行できるようになり、私は気が楽になりました。