2024-12-22

MSC OPERA スペイン・カナリア諸島~ポルトガル・マデイラ諸島✈︎オランダ・スキポール空港発着子連れクルーズ旅

クリスマス休暇にカナリア諸島(テネリフェTenerife〜グラン・カナリアgran Canaria〜フエルテベントゥラFuerutebentora〜ランサロテLanzarote〜ラパルマLa Palma)とマデイラ諸島(フンシャルFuncha)を巡る7泊8日のクルーズ旅をした記録です。

今回、クルーズの出発地点に選んだカナリア諸島最大の島・テネリフェTenerifeへは、クリスマスの時期、オランダ・スキポール空港から直行便を出しているのはTransavia、TUIの2社がでした。我が家はクルーズの時間や日程に合わせやすいTransaviaでフライトを予約しました。

クリスマス直前の日曜早朝、6:20発の飛行機に乗るため、4時過ぎに家を出発。いつもの通り、300番のバスで空港に向かおうとしていたところ、この時間帯は1時間に一本で次のバスは5時過ぎに到着予定ということが判明。まさか間に合わない??...と真っ暗で寒さも厳しいバス停で凍えながらUberやboltの運転手さんが引き受けてくださるのを待つこと約10分。運転手さんが現れ5時過ぎに空港に到着できました。今回は間に合いましたが、いつも使うバスでも、今後は事前に調べて慌てずに行けるようにしたいものです。

早朝からの大仕事で家族全員、気が抜けて飛行機は結構寝られました。フライト時間は5時間あるので、子どものおやつや遊び道具は必須ですが、今回は少し寝る時間もあり助かりました。

テネリフェは空港がいくつかあり、今回は南の空港に到着。クルーズ乗り場は北のサンタ・クルス・デ・テネリフェSanta Cruz de Tenerifeの港だったので、路線バスで1時間ほど揺られ向かいます。終点の駅から重い荷物を持って歩くのは厳しいので、タクシーで船の前まで向かいました。

お昼前に船の中に入ることができ、早速ランチへ。部屋はまだできていませんでしたので、手荷物は多めですが、ブッフェへ。着席のレストランもやっていたようなのですが、船のスタッフさんにブッフェを案内されたので、そのまま行きました。初日は移動の疲れもあり、荷物も多いので、着席レストランに入れればその方が良かったと思います。1年ぶりのMSCブッフェ。イタリアンはもちろん、ビリヤニなどエスニックもあり、ウキウキしてしまいました。

ちなみに、レストランのランチメニューはこちらをどうぞ。

目安の14時になり、お部屋に向かったところ、すぐに入ることができました。一休みして、船内を探索しました。街に戻って観光をすることも考えましたが、朝の事件や移動の疲れもあり、船内で過ごすことにしました。夕方には必須参加の避難訓練に参加しました。
初日の夕食は前菜2品とパスタ、リゾット、魚、ラムをいただきました。写真は撮り忘れてしまいました...。メニューは下記をご覧ください。
夜10時に出港。

2日目はグランカナリアのラスパルマスに到着。
朝食はブッフェへ。朝食メニューのほとんどはグランディオーサGrandiosaと同じでした。MSCはパンとコーヒーがいまひとつなので、そこだけもう少し工夫して欲しいものです。そして朝食は毎日同じメニューなので、内容も充実していたら朝からもう少し気分が上がるのですが...。今回はフライドエッグとグリルコーナーにあったポークハムが美味しかったです。

さて、お腹を満たして街歩きへ。この港は安全上の理由で、港のシャトルバスが運行しており、港の出入り口まで連れて行ってくれます。バスを降りると、広場にクリスマスマーケットの屋台が。広場の向かいにはショッピングモールもありました。

広場の近くから出ているバスに乗り込み、砂丘とビーチで有名なマスパルマスMaspalomasへ。検索では1時間と出ていましたが、2時間ほどかかりました。
お天気は良かったのですが強風で砂埃と格闘せねばならず、砂が目に容赦なく入ってきて子どもも辛そうにしていたので、砂丘の中心まで行くのは諦めました。奥まで行くと、もう少し砂丘らしい写真が撮れると思います。
気を取り直して、スペイン料理レストランでお昼休憩。どちらもビールとの相性抜群でした。
再び1時間強、バスに揺られて港に戻りました。
朝は閉まっていたクリスマスマーケットも営業していました。
港の近くにもビーチがあるので向かいます。
カナリア諸島は常春と言われ、12月でも20℃前後で過ごしやすいですが、泳ぐには少し寒い気候です。
この日は12月23日。これまでの旅行の経験上、スペイン、ポルトガルはクリスマス、年末年始前後はスーパーも休みになることが多いので、港の入り口前のショッピングモールでお土産も含めていろいろと買い込みました。タコやイカの缶詰、オランダにはない銘柄のネスプレッソカップ、ポテトチップス、トリュフチョコレートを買いました。

帰りもシャトルバスで船の前まで帰れました。
一休みして、夕飯へ。今夜のメニューはこちら。
この日は前菜3品、メイン2品にを選びました。
我が家は酒飲みで、夜は1〜2杯頼むのですが、店員さんがボトルをキープすれば少し割安に飲めるよ、と案内してくれたため、そうすることに。前回は毎回グラスでしか飲んでいなかったのですが、ボトルを入れれば毎日レストランで食べて数杯飲む場合は割安になるので、同じような方にはおすすめです。

お昼のレストランメニューはこちら。
食後にショーの詳細を聞きに行ってみると、なんと、OPERAは無料で鑑賞できることが判明!すでに始まっていましたが、立ち見で少しだけ見せてもらうことができました。グランディオーサは有料で、子どもが最後まで見られそうになかったので諦めたのですが、OPERAは無料で出入りもしやすく、小さな子ども連れにはありがたいと思いました。

この日も夜10時に出港。

3日目はフエルテベントゥーラ島のプエルト・デル・ロサリオPuerto del Rosarioに到着。12月24日、クリスマスイブです。
朝食を食べ、カナリア諸島でも美しさで名高いコラレホCorralejoのビーチを目指します。
港から中心部までは多少距離はありますが、歩ける範囲です。15分ほど歩いてバス停へ。コラレホCorralejo行きのバスに乗ります。途中、バスは国立公園内を通り、車窓から砂丘が見学できます。
30分ほどバスに揺られ、ビーチのそばのバス停Corralejo (Av. Ftv)で下車。もう一つ先のバス停が繁華街だったようですが、この辺りはどこで降りても歩いてすぐの場所にビーチがあるので、そんなに心配しなくても大丈夫です。
住宅街を少し歩くと、美しい海が!
少しだけ遊んで、バス停近くのショッピングモールへ。クリスマスイブなので、サンタさんが来ていました。
モールの時計台が見晴台になっていて、街が見渡せました。
帰りのバスまで時間があったので、カフェで一杯。マヨルカ島のビール、美味しかったです。
バスの時間になってバス停に行ったのですが、バスが来ません。googlemapの時刻表を見ると、10分に一本程度来るはずなのですが、一台も来ないのです。ただ、他の方も待っているので、一緒に待つことにしました。程なくしてバスがようやく来たのですが、通り過ぎてしまいました。その後に来たバスは、手前のバス停まででほぼ満席になってしまっているので、待っていた方の数人しか乗れず、私たち家族も乗せてもらえませんでした。このまま待っていてもらちがあかないので、反対行きのバスで終点まで行き、そのまま戻ることにしました。同じように考えた方もいたようで、みんなで反対行きのバスに乗り、無事に港近くまで戻ることができました。

プエルト・デル・ロサリオの街角には、朝は気が付かなかったかわいらしい市庁舎と教会がありました。
お昼をしっかり食べていなかったので、何かつまみたかったのですが、クリスマスイブのせいか、シエスタのせいか、どこも閉まっています。ついでに、船の部屋が乾燥して夜に咳がひどくなるので、ノーズスプレーを買いたかったのですが、薬局も休業中。もう少し足をのばせば中心部に行けたのですが、少し時間がかかりそうなので、諦めて船に戻りました。
18時に出港。
今夜はクリスマスディナー。ドレスコードはエレガントなので、おめかしをしている方が多いです。メニューも少し豪華です。
この度のディナーで初めてオーダーしたデザート。パネトーネ、美味しかったです。
このあとは、クリスマスのショーを見に行きました。
お昼のメニューはこんな感じでした。

4日目は、ランサローテ島のアレシーフェArrecifeに到着。
朝は時間に余裕があったので、レストランに行ってみました。レストランも飲み物とメインの卵料理以外はブッフェのメニューが置いてあり、自分たちで取る形式だったので、子どもも飽きずに過ごせました。オムレツ、エッグベネディクト、エッグフロレンティーヌはブッフェでは食べられないので、やはりレストランの方が気分が上がります。
ちなみに、フレンチトーストとパンケーキは、上階のブッフェにはないのですが、同じ階のピザコーナーにあります。ブッフェからは近いので、取りに行って一緒に食べている人が多いように感じました。

朝ごはんで元気をもらって出発。小さな島なので、港から中心部まで歩いて散歩しました。
12月25日、クリスマスなので、ほとんどのお店は閉まっていますが、土産物屋の数カ所はお店が開いていてお水を買ったりでき、ホッとしました。
子どもはこの恐竜公園に大興奮して、たくさん遊ばせてもらいました。
カナリア諸島で何度も見かけた、かつての暮らしぶり?を再現したミニチュア。
中心部の教会は街歩きの目印になりました。
船に戻って、子ども向けのクリスマスイベントに参加しました。
サンタさんが船に遊びに来てくれ、直接プレゼントをいただけ、参加した子どもたちはとても嬉しそうでした。
イベントの合間の15時に出港。船内で手作りカードを作れるイベントがあったので参加したり、キッズスペースを見に行ったりして過ごしました。キッズスペースは、登録をすれば預かりも無料でしてもらえるのですが、我が子は言葉の壁もあって嫌がったので、使いませんでした。

サンタさんからいただいたクリスマスプレゼントで遊び、ようやく夕食の時間に。この日のドレスコードは白。クリスマスのディナーなので、白で決めている方も多いです。我が家は子どもにサンタの衣装を着ていたのですが、みなさん声をかけてくださり、嬉しかったです。
サーモンが美味しかったです。
お昼のメニューはこちらから。

5日目は、ポルトガルのマデイラ諸島MadeiraのフンシャルFunchalへ到着。
今日もレストランで卵料理を味わって街歩きへ。中心部まで歩くのは難しいので、港と中心部の入り口を結ぶ有料バスを利用しました。
まずは街を見渡すロープウェイへ。
オレンジ屋根の街並みと、前日までのスペインとは異なるポルトガルのお国柄が味わえ、ワクワクします。
ランドマークのフンシャル大聖堂。
教会前の広場ではクリスマスマーケットが開かれていました。
ここでもミニチュア。
お腹が空いてきたので、ランチへ。年末年始にポルトガルで過ごすのは3回目でしたが、やはり12月26日、休みの店が多いです。そんな中、路地裏でgooglemapで高評価のお店Akuaが営業中!予約はしていなかったものの、すぐに入れてもらいました。創作のポルトガル料理で、頼んだものはどれも美しく、美味しい!子どもにぬり絵をくださったり、サービスも満点でした。ごちそうさまでした。
お昼の後は、この度唯一のポルトガル上陸なので、ポルトガルのスーパーでお土産探し。本土でも見かけるPingo DoceやContinenteがありました。この日は営業していて、探していたノーズスプレーも買えました。
バスで船に戻ります。
船から見渡すフンシャルの街並みも美しい。この島は後日、個別に来てみたい!と思わせる魅力がたっぷり詰まっていました。飛行時間もカナリア諸島よりは短いので、そこも注目です。

この日の夕食はメディテリアンナイト。ラザニアやパエリアなど、いつもはないパスタ以外のメニュー出ます。

この日のランチメニューはこちら。
夕食後は、ショーの前にデッキに出て夜景を堪能。クリスマスの時期だけなのか、いつもなのかわからないのですが、この夜景を見られただけでもこの旅に来てよかったと思える、圧巻のイルミネーションでした。
20時に再びカナリア諸島に向けて出港。

6日目は11時にラ・パルマ島のサンタ・クルス・デ・ラ・パルマSanta Cruz de la Palmaに到着。朝食をゆっくり食べて、散歩に出発です。この島も港から中心部へは徒歩で向かうことができました。
ランドマークの教会。
アットホームな市場も見学。
独特の出窓がこの島の家の特徴だそうです。
お腹が空いてきたのでランチへ。しかし12時ではやっているお店は少なく、美味しそうなデリに入りました。ここの生ハムがかなり美味しくてびっくりしました。
レストランが開く時間になったので、海沿いのお店へ移動。
このお店のタパスも絶品でした。
船に戻って18時の出港を見届けました。
出航後、夕食へ。
日替わりで惹かれるものがなかったので、下記2品はいつでもあるメニューから頼みました。
この日のランチのメニューはこちら。

7日目は航海日。
お昼はレストランも考えましたが、メニューを見てブッフェへ。
最終日のディナーのドレスコードはフォーマル。食事も少し豪華です。
今回、ディナーの席でお隣になったのが、ポーランドからいらっしゃっていた年配のご夫婦で、日本語を覚えて挨拶をしてくださったり、子どもがいるので慌ただしく食事をしているのも笑顔で見守ってくださり、とても親切にしていただきました。ディナー時も毎回夫婦でおめかしされていて、こちらも楽しい気分にさせていただきました。お二人のおかげで、気持ちよく夕食ができました。ありがとうございました。

食後は下船準備。大きな荷物だけトランクに詰め込んで、部屋の前に出しておきます。間違えて翌朝使うものをしまわないように注意が必要です。

8日目、テネリフェへ到着。最後の朝食をゆっくり食べて船とお別れです。最初に示されていた下船時間が割と早めだったので、もう少し遅くしてもいいか尋ねたところ、問題ないとのことだったので、ゆっくり下船できたのも良かったです。前回も下船時間は調整してもらえたので、何かあれば相談してみるのがいいと思います。

来た時と同様に、タクシーで街に中心部へ向かいました。荷物を預けたかったのですが、荷物預かり所がまだ空いておらず、仕方がないので荷物を持ったまま少し散策。大きめの市場があったのでまずはそこへ向かいました。
荷物もあって身動きが取りづらいので、市場だけで諦め、今晩のホテルのあるエリアに向かうことに。
バス停から空港行きのバスに乗り、1時間。そこからゴルフ・デル・スールGolf del Surへ。空港に近いリゾートエリアです。
プールもあるリゾートホテルを取ったのですが、なんと、チェックインは16時からで、それまでは受付も無人で荷物も預けられないことが判明。
旅の疲れが一気に押し寄せ、仕方なく近くのレストランへ。観光客向けのお店しかなく、あまり期待していなかったのですが、思ったより美味しくて、少し気持ちが晴れます。
こじんまりしたリゾートで、日曜でやっているお店も少なく、なかなか時間が過ぎません。
16時にホテルに行くと、清掃が終わっていないと言われ、さらに待たされることに。。ホテルに泊まらずに、早朝でも下船後に直接帰れば良かったなと残念な気持ちになりました。
鬱憤を晴らすため、賑わっていたアイリッシュパブへ。
日曜だったのでサンデーローストのメニューがあり、注文。
お腹いっぱいになりました。ごちそうさまでした。

9日目。バスで空港まで戻り、オランダに帰りました。

前回乗ったランディオーサに比べれば小さめで古いですが、オペラも魅力的な船でした。個人的にはショーが無料で毎日鑑賞できたのが良かったです。食事はどちらの船もですが、パン、デザート、コーヒー、牛肉には期待しなければ、それ以外は味も濃すぎず、美味しく食べられるものが多いと思います。クルーズは食事の心配もいらないので、改めて子連れには天国の旅行だと感じました。またMSCの船も、他の会社のものも乗船してみたいです。

そして、スペイン、ポルトガルはクリスマス、正月の休みはスーパーも休みになるので、そこに気をつけているとより快適に過ごせると思います。